

昨日のブログにも書きましたが、「貴方の住まいがが暑いのはお天道様のせいではなく、住まいを建てるよう貴方が任せた工務店の知識のせいです。しかししかし、それを見抜けなかった貴方のせいかな!!!・・って。昔はガキ大将が子分を守り、清水の次郎長が弱気を助け強気をくじくといったご時世でした。しかし、今は違いますよ。「この紋所眼に入らぬか」と水戸黄門様が救ってくれるは夢の又夢、「お主も悪(わる)じゃのう、ひっひっひっひ」と酒、いや生き血をすする悪代官が貴方の隙を窺ってますよ。ご用心、ご用心。
「遮熱」「輻射熱」「輻射熱移動」
己の身は己で守る時代です。何故貴方のお住まいが暑いかを学習しましょう。基本は、遮熱・輻射熱・輻射熱移動です。
遮熱とは、輻射熱又は輻射熱移動を守ることです。その前に「輻射熱とは何ぞや」からいきますね。真夏の屋根、素足で歩けませんね。舗装道路にしたって、ご家族と彼氏?と行く砂浜にしても熱くて熱くて素足で歩ける筈もありません。家の瓦だって70℃を越えますよ。気温30℃なのに「何でー」でしょう。それは太陽から来る日射の影響です。日射と云っても「光」を云います。光と云うと、今日はお天気が良いと眼に見える光をイメージしますが、実は、眼に見える光=可視光線ではなく、可視光線の両サイドにある紫外線、赤外線も含む3領域の電磁波を光と云います。電磁波だから、熱を持たず、物体分子を動かすパワーを秘めています。「えーお天道様は熱を放射しないんですか、だって曇りより快晴の方が熱いでしょ」と直ぐに反論されます。雲は、電磁波をある程度反射します。従って、本来なら貴方の身体の表面に輻射熱を持たせるところ、雲の電磁波反射によって、緩和されたから涼しいと感ずるだけです。全ての物体分子は絶えず動いています。鉄は冷たく木は温もりを感じます。物体分子の動きようでそれぞれの温度が決まります。これを絶対温度と云います。太陽から放射される電磁波は地球上のあらゆる物体分子を激しく動かし衝突させ温度を高めます。この様を「輻射熱を持った」と云います。だから、貴方のお住まいの瓦も「輻射熱を持った」ために70℃越えとなりました。この輻射熱は、「熱は高い方から低い方へ流れ両方均等状態になるまで続く」と云う定説に基づき、貴方のお部屋へまっしぐらに「輻射熱移動」が始まります。勿論、伝導熱移動も対流熱移動も同時に起こりますが、圧倒的に輻射熱移動の比率が高く、その移動の仕方も赤外線領域の電磁波移動です。
貴方も、貴方がお任せした大工さんも、このメカニズムをご存知でしたか。計測可能な熱は伝導と対流熱移動で、それはある程度断熱材で防げます。温度計で計測不可な輻射熱移動は遮熱材で反射するしか方法がありません。
断熱材王国我が国日本
不思議なんです?。政府は「京都議定書・・・省エネ、省エネ」とマスコミを賑わしていますが、遮熱法を知らないのかな?って感じます。断熱材では電磁波を防止できる訳も無くって誰だって思うでしょ。有名大学の工学部卒の偉い役人さんや代議士諸氏判んなかったって云わせないぞ!!!。だって義務教育で過去80年間、理科の時間で、熱移動の3原則、伝導・対流・放射(輻射)って習いました。忘れましたか。忘れるよう仕組まれたかな。
もっとも多い熱移動は輻射熱です。
だから、貴方のお住まいが夏暑いなら間違いなく断熱材しか使っていない証拠です。残念でした。御悔み申し上げます。今度造る時は遮熱工法忘れないでとしか云いようがありません。本当にお気の毒です。
貴方の家が建ててから10年未満なら、工務店いやハウスメーカーかな。そこに苦情云ったらひょっとしたら、遮熱材入れ直しますかって・・・。そんな訳無いか。彼らは恐ろしいよ「どうせ施主は見えない」とか何とかいってグラスウールか?、必ず結露が出てカビが生え、カビ胞子蔓延住宅となり、呼吸器系障害患者がと考えると恐ろしいことです。これぞ本当のシックハウスです。
ふざけた大手ハウスメーカーの社長さんが云いました。「私も来年で65歳、最後だから良い家に住みたい。だから我が社の部材を使っちゃあかんで」と。ふざけんなよ・・・・・完