2010年04月30日

技術立国ニッポンで恥ずべき技術とは

人生60余年も生きてると不思議な事に出くわします。

米国88年、ヨーロッパ140年、日本26年と云ったら、ピンと来る方いらっしゃいますか。そうです。住宅の耐久性を表している数字です。「26年?」ですって。恥ずかしいですよね。日本の技術は何処に行ってしまったのでしょうか。不思議です。

歳のせいか、「昔は良かったね」との会話で毎晩深酒の私です。昔は良かった事は語りつくせません。昔の大工にしたって素晴らしかったし、磨きぬかれた大工の技術は、水も空気も漏らさない世界一の技術で他国に差をつけ「想像を絶する技術」と云っても過言じゃありません。そうは云っても私の歳では、その宮大工たる最高峰の技術の時代に生きていた訳でもないが、箪笥の造り、樽や桶、寺院から容易に時代技術を検証することが出来ます。また素晴らしい技術は書物にも記され「水も空気も漏らさぬ技術、反して笊のごとき水の漏れよう“宮”と“未や”で分けられる」と云う詠み人知らずの歌があります。
つまり前者の「宮」は宮大工にみる最高の技術者、後者の「未や」は、「未だに」に属する所以の「未熟者」「到達していない者」です。未熟者は「ぶっつけ」とも云い、現在では「ぶっつけ大工」といった方が理解されそうですね。

こんな意味が判らない人は「昔の家は隙間風」であったと云います
何を云わんとしているのか判りませんが、昔の本物の大工が聞いたら殺されますよ。
昔の大工は職人と云い、芸術の世界で云うと、レンブラントやレオナルドダビンチに匹敵します。彼らを芸術家と称するのは現代人の勝手でありますが、実は彼らは「生きるための最高の技術」を持った達人でした。それを呼称し「職人」と云ったようです。

訳判んない工務店の親父が「昔の家は隙間風が吹いていた。従って俺は高気密高断熱は好きじゃ無くて中気密中断熱が良いと思うよ」とは、自分の技術を棚に上げて、いゃー恐れ入りました。素晴らしい歴史と技術を勝手に変えて貰っては困りますよ。

大幅に話がそれました。元に戻します。
最近読んだ本、面白かったです。タイトルが良いね。
ハウスメーカー官僚ダメにした日本の住宅
あなたの家は大丈夫ですか?と云うと大丈夫な訳無いですよね。

今日はこの本の内容に私の「遮熱理論」をプラスしてお伝えします。
ハウスメーカーはバブル期に誕生しました。170万棟/年と云う物凄い住宅着工の要望を消化するために必要あって誕生しました。故に流れ作業の如く、機械を組み立てるが如く、簡易に大量に生産される事を意図しました。其処までは良かったのですが、「簡易に大量」にプラスされたのが「短期耐久の粗悪品」として部材が生産されました。しかも簡易に造れることが意図された結果この部材は当然「組み立て方式」により使われ、「耐久性」を奪いながら「技術」も奪ってしまいました。

これらの事は更に拍車を増して続けられたのは官僚の努力です。
大体、努力すれば良いほうへ向うのは当たり前ですが、官僚が企てるといつも“悪い方向”へ向ってしまいます。つまり、悪い言葉で云うと、何らかの理由で一部の大企業と結託し短期性能住宅を企てたとも云えます。

ある日、日本を代表すると云っても日本以外の国は馬鹿にしていますが、日本を代表しても良いくらい有名なハウスメーカーの内装屋社長が来社しました。私は車を運転しながら、お客さん2名の後部座席での驚くべき会話を聞いてしまいました。「部長、私の今度の家は自社扱いの材料を使わないように注意してくれたまえ」と云ったんです。えっと驚いた私は、サービスエリアに入り、「社長、さっき私の家は・・・・とか云ってましたでしょう。私も聞きたいです」と云ったら「いえね、今度の家の建設は私の人生の最後になるでしょう。だからもっと良い住まいにしてくれと部長に云ったんですよ。大体最近の部材は行き着くところまで行ってしまいましたね。酷いもんですよ。これ以上落とせないところまで行きました」
えっえっギョギョです。それはないでしょう。毎日買って下さいのコマーシャルして何だと思ってんでしょうね。無責任過ぎます。

それ以来、私はその社長とは会わない事にしました。何か心の底から全てが腐ってしまうような気がしました。

このような低レベルの商品の規制をするのが官僚の仕事の筈です。
我々の知らないところで何かが蠢いているのでしょうか。
紹介本にも書かれていますが、技術立国ニッポンが余りにも低レベルであるため絶対輸出できないのが“日本の建築部材”ですと。また、その他の問題原因は様々あり過ぎまして、13種のVOC(揮発性物質)の2種しか規制対象となりその他は放置された結果「精神障害患者多発国」「病人数増加」ですよ。
官僚が為すべき中の一つに「国民の健康に資する」がありますが、
「自宅介護の奨励」も含め、「病気を生み出す住宅奨励」では話になりませんよ。因みにVOC規制はアセドアルデヒドとホルムアルデヒドです。しかしですね。東大の安井教授は「もしもこの世の中にホルムアルデヒドがゼロになったら人間は1.3日しか生きて居られない」と云い全国行脚してます。ところで、乾燥シイタケのホルムアルデヒド発生値は幾つだと思いますか。国交省規制値の500倍の濃度ですよ。シイタケ健康法ってあるくらいなのに不思議な規制ですね。もっと他に規制しなくてはならないものがあるんじゃないですか。特に農薬や白蟻駆除剤の規制をしっかりやって下さいと云いたいです。先ほど四国の方から電話がありましたよ。ドルガードという薬で新築の家に白蟻駆除予防をしたらしいよ。住んだらとたんに気持ち悪くなって「助けて下さい」と電話がありました。いまでも、こんな危険物質、政府は許可してんですね。

短期性能部材を野放しにする官僚にまた地域の工務店も登場します
これに疑いも無く同調する工務店の悲しさですね。
まるで「ミニハウスメーカー」ですね。大手ハウスメーカーの建物と一般工務店の建物と何処に何が違うか判らないのも不思議なことで、しかも、某ハウスメーカーが80万以上/坪で工務店は50万/坪も不思議です。もっとも、建材屋も短期耐久性だなんて考えずに売れれば儲かるとして、誰にでも売る、良くても悪くても買いますといえば、どうぞと云って売る行為は仕方の無い事なんでしょうか。

最近はハウスメーカー+官僚+工務店+代議士まで広がってきました。
二酸化炭素削減に躍起になってついに分厚い断熱材仕様長期優良住宅の登場です。総理は「CO2を25%削減しよう」と公約し、それを受けた大臣は200年住宅(長期優良住宅)を打ち出し、さらに、分厚い断熱材仕様省エネ住宅の骨子を年内に作ると広告しました。

断熱材は“二酸化炭素を増やし”“病人を増やし”更に部材の“耐久性を損ねる”材料である事に気づかねば、我が国もいよいよ沈没です。

断熱材は「樹脂を発泡」させました。一度発泡させたものは必ず元に戻る事は、風船で判るはずです。もしも、発泡させたものが絶対戻らなければ物凄い技術の結果となりノーベル賞ものです。
機密性と断熱性を高める筈の素材が、前記のように萎んでしまい隙間を作ります。また、断熱材自身は、綿の如きで水分も含みます。
故に「結露」を呼び「ダニ」を呼び「カビ」を呼び、病人を増やします。大体、断熱材を作る過程で多くのエネルギーを使うことで二酸化炭素も増やしてしまいます。また、リサイクルも難しいようです。従って、今日本国政治家は親分がやるぞと云った事に対し,子分が「私も従う」と云いながら、実は反対の事をしているようなものです。

また結露はその他の菌も好んで呼び寄せます。腐敗菌のための腐敗部分には一般細菌も繁殖し15分に一回核分裂を起こし、更には人間に悪さをする事になります。

輻射熱を遮らなくては「夏涼しく冬暖かい家」は出来ません。
建物の輻射熱移動は遮熱材リフレクティックスじゃなければ充分に対応出来ません。
大体断熱材は輻射熱移動を防衛できません。
建物の熱移動の大半は輻射熱(電磁波)移動です。こんな事官僚が知らないなんて恥ずかしい日本に成り下がりました。

施主様、日本には「木」と「土」の家造り在来工法があります。新建材と称する偽者ではなく、今後50年間、日本国の建屋に充当するだけの木が山で出番を待ちわびています。また、土壁工法の復活も充分です。本物の木と土を使ったお住まいをお薦めします。その本物を創り上げるビルダーも多数居ります。

人生で最大の買い物である「お住まい」です。ハウスメーカーと官僚と政治家と何も考えない工務店の親父に騙されないようにして下さい。判んない時は我々協議会にお尋ね下さい。

また、願わくば心ある工務店は我々と共に改革の旗印の元に集う事をお待ち申し上げます。・・・・完
posted by kankyomaterial-blog at 15:23| 日記

2010年04月27日

改革こそ今為すべき姿

日本国の現状
米国の友人が「日本人は我慢強いね」「我々の国なら暴動も起きかねる大問題」と云いました。
えっ何でと聞くと、「だって、国民の金を黙って使ってしまう公務員」「政治家の金銭感覚の欠落と公約の不履行」だけ捉えても、国民の暴動の所以は充分であると云われました。

昔から「最後には悪代官を懲らしめる正義の使者が必ず来る」「この紋所が目に見えぬか」「剣を取ってはニッポン一の・・・」「桜吹雪の遠山の金さん」「鬼の平蔵」「どーこの誰だか知らないけれど・・・月光仮面」等々、のお出ましでした。
この出現を待つ気性こそが「疑いを持たないニッポン人」を象徴していると思う。

まっ、これはこれで納得しますが、「切腹の精神」は何処に行ってしまったのでしょう。武士は疑いを持たれる事が死ぬより辛かったのでしょう。疑いを持たれた日本人は「私の腹の中は黒くない」と云い、腹を割き見せた事=切腹の所以だと云う人が居りました。
私もその通りだと思います。
其れほどまで純粋で粋で良い人で働き者が日本人なのです。

ところがどうでしょう。政治家も官僚も昔の面影は何処に行ってしまったのでしよう。いつも我が身の損得だけ考えているこれらの人
は、常に庶民が犠牲者である事すら忘れてしまいました。

このような背景があって、今や家造りも世界最低です。耐久性28年の住宅なんて、昔の大工が聞いたら信じられない事でしょう。
サイジングの短期耐久、新建材のお粗末さ、ぶっつけ大工の仕事等
これ以上、下がる事が無い最悪の状態です。

何千万円もかけた家が、5年後にリフォームしなければならない現実、世界に類がありません。
技術立国の日本は、1000年耐久木造建屋を生み出し、世界に存在感を示してきました。
しかし、よくよく考えてみると、技術立国日本は“自動車”“家電
品”等々世界各国に大量に輸出してきた事に対し、建材メーカーはと云うと、断熱材にしても新建材にしても、輸出が皆無の状態が続いてきました。低レベルの建築部材は外国で相手にされません。

造り手も「湿度の発生メカニズムとその対策」、「熱移動の3原則と輻射熱移動とその防衛」を知る人は極少数でしょうね。
一般的に、8対2の法則といい、“2割が優秀な人で8割がそうで無い人の比率で賄う”。つまり、警察官組織も弁護士組織も会社組織も
8:2の法則で充分機能すると云われています。それならば、建築業界の比率は(? ):( ?)でしょうね。
何れにしても、造り手が知らないならば、知らないための損失は常に施主様が被る事になっています。

建屋の遮熱と日本国の施策について

あと僅かで5月です。5月を過ぎるとあっと云う間に梅雨を迎え、7月になると、また「うだるような暑さ」となります。
暑さ対策はお済でしょうか。

最近、エコポイントが流行り、長期優良住宅が話題になっています
頂けるから得と考える多くの施主様、その考えを聞いた工務店もこぞって「長期優良住宅は有利」と声高に云います。
それでは、実際得なのかを検証します。貴方の年俸は500万円?600万円でしょうか。この位の年俸の人が圧倒的に多い日本では、長期優良住宅を採用した場合と採用しない場合の差は「長期優良住宅が
20万円前後有利」でした。しかし、長期優良住宅工法は、一般の家造りより300万円位割高で、しかも200年住宅とは名ばかりで、数年毎のメンテナンスが必要条件で、実際何年持つか、今言える事は柱さえ200年持てば良いと云うふざけた法律である事を肝に銘ずるべきです。支払いもフラット35かフラット50の適用条件がつき、長期に払い続ける事で銀行ローンより割高になってしまいます。

それと一番云いたいのが「断熱材を厚く」すると、エネルギーが増すと云う事を覚えておいて下さい。
一体どうなってるのとお思いかもしれませんが、断熱材は短期耐久性能型で「蓄熱体」につき、余計なエネルギーを使ってしまいます
断熱材を使えば「夏暑く冬寒い家」を覚悟しなくてはなりません。

以上、貴方が選んだ工務店又はハウスメーカーは「政府信用型」そりとも「施主に感謝型」でしょうか。
もしも政府信用型なら「貴方がどうなっても良く、家を建てれば利益が転がり込む」事だけを考えています。本来なら、お金を出してくれる施主様が神様です。これ位のことも判らない工務店を選んだら取り返しがつかなくなります。

長期優良住宅は分厚い断熱材が要求されます。

断熱材は結露を呼び、ダニとカビを呼び、ダニの死骸とカビ胞子蔓延空間となり、喘息・アトピーを引き起こします。絶対駄目です。
大事な旦那さんそして子供達を病気に導かないで下さい。

今は改革の時です。面白く時代を過ごし、面白く改革しましょう。感動も無く開発する行為も無く、必死で過ごす事の無い時間空間は決して面白い筈無いと思います。皆さんと共に行動し改革し死する瞬間「面白かった」と云いたい仲間募集中です。
・・・完
posted by kankyomaterial-blog at 16:42| 日記

2010年04月08日

改革には摩擦が起きる。お住まいは断熱から遮熱時代

いつの世も改革には摩擦が起きるようです。
それと、本物と偽者が付き纏い、初期には「悪貨は良貨を駆逐する」定説が横行するが、必ず「本道を貫く本物が時代の改革を成し
次代に継承」されます。

遮熱工法の特許係争の結果
今年は、我々協議会が進化させた遮熱工法の特許は、プレイリーホームズと云う建材屋に無効審判と云う異議申し立てにあい、数年間の係争で負けてしまいました。

それにしても、プレイリーホームズは度胸有りますね。我々は全国の工務店組織です。その工務店に対し、無効審判と云う形で仕掛けてきた訳です。工務店は大事なお客様だと思わなかったのでしょうか。多分、多くの工務店に遮熱を広げる事に徹し、それには特許が邪魔だと思ったのでしょう。元はといえばプレイリーホームズも、我々セミナーの受講者に過ぎません。初期情報の大切さを蔑ろにしてくれました。日本人にはよくあることです。米国なら、受講者に機密保持契約を結ばせますがね。

特許裁判は時として見解の相違が往々にしてあります。また、無実の罪で死刑になった人も数えられない程多数です。ここで特異な裁判を紹介します。
ある地方の土建組合の会議でA社の女性の専務が紅一点の出席でした。その専務は会議終了の30分前に急用のためと云い席を立ちました。その後、会議が終わり同席していたB会社の社長は、モーテルに向いました。実は紅一点出席のA社専務とモーテルで密会する事になっていたのです。
A社専務のご主人はA社社長でした。A社社長はとうの昔に妻の浮気に気づいていました。故に探偵に依頼し、浮気妻とB社社長が連れ立ってモーテルに入る所を写真に収めていました。

離婚裁判が始まりました。浮気妻とB社社長は「部屋で仕事の打ち合わせをしていた」と主張しました。すると裁判官は「そうですねモーテルに出入りしている写真はあるが部屋の中での写真はありませんね」と云い、疑わしきは罰せずと云うことで、「浮気」による離婚訴訟は失敗に終わりました。皆様はどう思いますか。特許係争
とは直接関係有りませんが、これも「見解の相違」と云えます。

今回の見解の相違を説明します。前記通り全く「見解の相違」です。プレイリーホームズは、我々が扱っている遮熱材リフレクティックスのメーカー、Reflectix社の施工図面と、当特許の図が似ていると云ってます。しかし、我々は、何年も実績を積み上げてきたと同時にReflectix社の技術陣と技術会議を行い、日本向けの施工構造体を完成させました。しかも、係争の最終段階ではReflectix
社の経営最高責任者のサイン入りで「米国にはこの工法は無い」と
東京高裁に提出して頂きました。しかし、裁判所は、それを無視し
特許の取り消しに至りました。
この係争につきまして皆様のご意見をお待ちしております。

我々は遮熱値を含めた熱負荷係数により省エネ率63%を達成しています。また、図面段階で、二酸化炭素削減率も値で提示する事もできます。さらに、年間の消費電力と償却率も算定することが出来ます。熱抵抗値も4.62u・K/W(下向きの熱流)まで容易に提供できます。
随分とリフレクティックス類似遮熱材が数多く出回っています。我々が流通した初期は、遮熱と云えばリフレクティックスでした。

しかし今冬、数件の問題がある遮熱施工物件を拝見しました。何れも寒い事と結露によるものです。断熱材の併用で結露が出たもの、やっては駄目な施工法等々が起因したもの、また、元々反射率が低いための原因もあったり、何でも有りみたいな問題物件が増えているようです。
長野県の方も、遮熱施工後、3ヶ月未満で結露とカビ蔓延住宅となってしまいました。その業者は遮熱シートをリフレクティックスと偽り、しかも資料は我々のホームページのコピーでした。

遮熱材を正しく認識し正しく施工し正しく反射率を理解すれば、素晴らしい住空間ができます。マイホームには遮熱材が不可欠です。

遮熱材の進化形は真空遮熱パネルです。
いよいよ、マイホームも真空遮熱時代です。魔法瓶のような空間は
これも革命です。歴史は変わりますよ。
posted by kankyomaterial-blog at 18:33| 日記